人工言語ルナティカ(仮)

メモ程度。内容がまとまったらブログ移設予定

AL/AR/ICA形容詞から「~に属する人、~の専門家」を意味するIAN名詞をつくる

Lクラス形容詞の場合:語尾に-ianを追加する。

lunar → lunarian 月面人

terral → terralian 地球人

celar → celarian 天空人

 

Gクラス形容詞の場合:語尾から-aを除いて-ianを追加する。

methamatica 数学の → mathematician 数学者

machinatica 機械の → machinatician 機械技師

logica 論理の → logician 論理学者

magica 魔法の → magician 魔法使い

musica 音楽の → musician 音楽家

 

名詞から形容詞をつくる方法2

-rや-lではなく、-ticaを追加することで形容詞を生成するタイプの名詞もあります。これらの名詞はギリシャ語由来なのでGクラス名詞と呼ばれます。

これまでに見てきたlunaやfloraなどはラテン語由来の名詞なのでLクラス名詞と呼ばれます。

 

systema 体系 → systematica 体系の、体系に関する

methema 数学 → mathematica 数学の、数学に関する

machina 機械 → machinatica 機械の、機械に関する

 

ただし、Gクラス名詞が-iaで終わっている場合は、-aを削除して-caを追加するという方法で形容詞をつくります。

 

logia 論理 → logica  論理の、論理に関する

magia 魔法 → magica 魔法の、魔法に関する

musia 音楽 → musica 音楽の、音楽に関する

 

こうして生成した形容詞に対し、さらに-lを追加することで「~的な」という意味の形容詞をつくることができます。

 

systematica 体系の → systematical 体系的な

mathematica 数学の → mathematical 数学的な

machinatica 機械の → machinatical 機械的

logica 論理の → logical 論理的な

magica 魔法の → magical 魔術的な

musica 音楽の → musical 音楽的な

名詞から形容詞をつくる方法1

-aで終わる名詞の語尾に-lまたは-rを追加すると、形容詞をつくることができます。

基本的に、名詞の綴りにlが含まれる場合は-rを、lが含まれない場合は-lを追加します。ただし、-rを追加したことで形容詞の語尾が-rarになってしまう場合は、名詞の綴りにlが含まれていても-lを追加します(例:floral 花の、libral 本の)。また、glaciaやgladiaのようにlが他の子音と連結している場合は、-lを追加します(例:glacial、gladial)。

 

solar(ソラル) 太陽の

lunar(ルナル) 月の

stellar(ステラ)星の

terral(テラル)大地の、地球の

celar(セラル) 空の

vental(ヴェンタル)風の

aqual(アクアル)水の

glacial(グラシアル)氷の

ignial(イグニアル)火の

floral(フロラル)花の

libral(リブラル)本の

gladial(グラディアル)剣の

ルナティカの形容詞

形容詞をいくつか列挙します。

 

bona 良い

bella 美しい

magna 大きい、偉大な

glavia 重い

longa 長い

nigra 黒い

alba 白い

rubra 赤い

 

形容詞は修飾したい名詞の後ろに置きます。

 

luna rubra 赤い月

sola alba 白い太陽

cela bella 美しい空

arta magna 偉大な技術 arta = 技術、芸術

 

次回は、名詞から形容詞を生成する方法についてです。

ルナティカの数詞

ルナティカの数詞(1~10)は以下の通りです。

 

una(ウナ)1

dua(ドゥア)2

tria(トリア)3

quarta(クアルタ)4

quinta(クインタ)5

sexta(セクスタ)6

septa(セプタ)7

octa(オクタ)8

nona(ノナ)9

deca(デカ)10

 

数詞を名詞の前に置くことで、名詞の表すものがいくつあるかを表現することができます。

 

una libra 1冊の本

dua libra 2冊の本

tria stella 3つの星

quarta stella 4つの星

quinta flora 5つの花

sexta flora 6つの花

septa aqua 7滴の水

octa aqua 8滴の水

nona studenta 9人の学生

deca studenta 10人の学生

 

ルナティカの名詞には複数形がありません。そのため1冊でも2冊でもlibraという語は変化しません。

また、英語には可算名詞と不可算名詞の厳密な区別がありますが、ルナティカではこれらは厳密に決まっておらず、基本的にすべての名詞を可算名詞として扱うことができます。例えば、液体は特定の形を持ちませんが、水滴のように独立した集合体であればuna aqua(1滴の水)、dua aqua(2滴の水)のように数えることができます。

 

以下のような表現も可能です。

una cuppa de aqua(カップ1杯の水) cuppa = カップ

dua vitra de aqua(グラス2杯の水)  vitra = グラス

tria arca de mala(1箱のリンゴ) arca = 箱、mala = リンゴ

ルナティカの基礎単語(名詞)

まずはルナティカの基礎単語をいくつか覚えてみましょう。

発音は厳密に定められているわけではありませんが、基本的にローマ字読みで問題ありません。

sola(ソラ) 太陽

luna(ルナ) 月

stella(ステラ)星

terra(テラ)大地、地球

cela(セラ) 空

venta(ヴェンタ) 風

aqua(アクア)水

glacia(グラシア)氷

ignia(イグニア)火

flora(フロラ)花

libra(リブラ)本

gladia(グラディア)剣 

 

ここではce, ciをセ, シと読んでいますが、ケ, キと読んでも問題ありません。

また、terra, stellaをテラ, ステラと読んでいますが、テッラやテルラ, ステッラやステルラのように読んでも構いません。

ルナティカの具象名詞(形態を備えるものを表す名詞)は-aで終わるものがほとんどです。

次章では、数詞とその使い方を学びましょう。